アレルギーを起こす原因となる抗原は鼻から吸引する可能性のある物質は全てアレルギーの原因になると考えていただいて差し支えありません。しかし、現在の検査技術では1回の血液検査であなたの身体に中で起こっている全てのアレルギーを起こす抗原を調べることはできません。
つまり、検査をする前にあらかじめターゲットとする抗原を決めておかないといけないのです。現在、検査可能な抗原は約180種類で、樹木や雑草の花粉、ほこり、化学物質、食品やカビ、犬、猫などの動物、蛾などの昆虫などがあります。もちろん、これら全ても1度に検査できるわけではなく、1回の検査で10項目前後に絞って抗原を調べるのが一般的です。
保険診療では1項目につき値段が決まっていますから、たくさん調べる方がご負担額も多くなります。当院ではアレルギー性鼻炎の場合の必要最小限の検査として以下の6項目を行っています。調べる抗原の種類は医療機関によっても異なりますので、検査を受ける場合にはあらかじめ確認されたらいいと思います。なぜその項目の検査が必要か、説明ができないようなところでは検査を受けることはお勧めできません。
当院での検査項目
当院では、一般的な抗原として、次の6項目を調べています。
スギ
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ご存じ、スギ花粉症は今や国民病ともいわれています。
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ヒノキ |
スギ花粉症の方はヒノキにもアレルギーを持つことが多いのです。
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カモガヤ
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イネ科の雑草です。今やスギについで多くの人を困らせています。
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ブタ草
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秋の雑草の代表です。
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ハウスダスト
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家のほこりで、通年性アレルギーをおこします。
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ダニ
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ダニは家のほこりに含まれる代表的な抗原です。
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