アレルギーと見分けがつかないほどの症状があるにもかかわらず、血液検査等でアレルギーを起こす抗体が検出されず、アレルギーであるという検査上の証明ができない場合があります。このような場合、診断名としてアレルギーがつくことは適当ではなく、血管運動性鼻炎と呼ばれます。
しかしまあ、ややこしいというか、わかりにくい、覚えにくい病名をつけたものです。「鼻過敏症」のほうが一般的には理解しやすく、いいように思うのですが。あとで指摘されたらいやなのであえて追加しますが、アレルギーの病態の一つとして、鼻粘膜の過敏性というものが挙げられており、その用語と混乱するので、あえて鼻過敏症という言葉を使っていないと思います。しかし、これは医者側の都合なので、一般的にわかりやすい病名のほうがいいと私は思っています。 |